買い物先でいい魚を見つけたらラッキーですよね。これはぜひ献立に活用したいところ。「だけど、今日の献立は魚じゃないんだよなぁ」っていうときありませんか。
「いい魚だったから勢いで買ってしまったけど、どうやって料理するか思い浮かばない、どうしよう」なんて持て余す時はありませんか?
そんな時は、とりあえず冷凍保存です。サトやんは冷凍保存してしまいます。
いい魚を見つけた日が吉日!とりあえず買って冷凍保存をして、今日のラッキーを明日からの献立に繋げましょう。
今回は切り身のお魚を美味しく食べるための冷凍保存と解凍法をご紹介しますね。
凍保存の手順
其の①:まずテーブルなどの台の上にラップを魚を包み込めるほどの長さに切り、準備します。
其の②:パックから魚を取り出し、①で準備したラップの中央に乗せて、空気が入らない様に隙間なく、魚とラップを密着させるように包みます。
例えば、手前→右側→左側→奥の順にラップの余白部分を順々に中央に折りたたんでいけば、魚とラップをピッタリと密着させることが出来ます。
其の③:ラベリングシールや付箋などに、購入した日付と魚の名前を書いて、ラップの上に貼ります。
其の④:③でラップで包んだ魚を、保存用のビニール袋に入れて、空気をできるだけ抜いた状態で口を閉じ、冷蔵庫へ。
冷凍のポイント
冷凍庫へは、ステンレストレーに乗せて冷凍すると、魚に冷えるのが早く伝わるので、鮮度がいい状態で冷凍できるのでおすすめです。
タイミングとしては、購入して他の食材を冷蔵庫に入れる時に、一緒に済ませてしまったほうが、手間も気持ちも楽ちんです。一旦、冷蔵庫に入れてしまうと、「ちょっとひと休みしてからでもいいか」となってしまい、魚の鮮度が落ち続けます。サトやんも、買い物からの帰宅後はひと休みしたいけれど、そこは頑張って冷凍作業まで一気にやってしまいます。作る予定もないのに買ったものなので、いち早く冷凍してしまいましょう。
基本は「生魚」を冷凍する方が鮮度がいいです。
鮮魚コーナーでパックされてる魚って「生魚」何じゃないの?と思う方もいらっしゃると思います。スーパーで売られているパックの魚は、一旦、冷凍された魚を解凍して売られている場合があります。
最近は急速冷凍されていることもあるので、「生魚」か「冷凍魚」は見分け方が難しいのです。「冷凍魚」の場合は、買い物後に、家で冷凍すると「再冷凍」することになるので、「生魚」を冷凍するより、お味は落ちるかもしれません。
ただ、ドリップを出さずに再冷凍・再解凍ができれば、美味しくいただけます。
解凍する際の手順
サトやんのおすすめの解凍方法は2種類あります。
解凍:一つ目の方法
冷凍された魚を、ステンレストレーなどに置いて冷蔵庫内で解凍する方法です。魚の厚みにもよりますが、前日の夜に冷凍庫から冷蔵庫へ移動しておけば、次の日の晩御飯の支度をする時間には、解凍されていると思います。
ステンレストレーを用いることで、魚の温度を一気に下げずゆっくりと解凍することができ、鮮度を保ちながら解凍できます。
解凍:二つ目の方法
水道水の流水で解凍する方法です。急いでいる時は、洗い桶などに冷凍魚を保存袋に入ったまま水に浮かべ、更に蛇口の水から少量だけ流れ出るようにし、流水を桶の中に注ぎます。これも魚の厚みや季節などによりますが、20分~30分くらいで、解凍できます。解凍できたら、早めに桶から引き上げて調理をしてくださいね。完全に解凍するよりは、ほんの少しだけシャリっとした感じが残っている状態で引き上げて大丈夫です。調理の準備をしている間にいい感じに解凍されています。
サトやんは上記のいずれかの方法で解凍しています。どちらの方法もドリップが出にくく、ムラなく解凍できます。
いつだったかサトやん、冷凍魚を台所のテーブルの上に放置して解凍したことがありました。解凍はできたのですが、冷凍された魚が外気との気温に急激にさらされ、ドリップがたくさん出てしまいました。鱈(たら)の切り身だったんですが、食べた時の食感もなんだかスカスカで全く美味しくなかったですね。
あともう一つ、電子レンジで解凍する方法もありますが、解凍時間と重さ(グラム)のちょうどいい設定が難しく、サトやんはほとんど使っていません。最新の電子レンジなら、上手く解凍ができるかもしれませんね。時間をオーバーすると、変に熱が入ってしまい、生の部分と火が通り過ぎた部分とムラになってしまいますので、様子を身ながら解凍してみてくださいね。
解凍のポイントお伝えしたおすすめの二つの方法は、お肉でも使えますのでお試しください。流水で解凍の場合、お肉はちょっと厚みがあるものだと、更に10分~20分程度の時間がかかるかもしれません。
まとめ
買ったその日に手早く冷凍保存しましょう。
やはり食材は新鮮なうちに冷凍保存することを心がけましょう。魚は冷蔵庫で保存していると、時間の経過とともに「ドリップ」と言われる汁が出てきてしまいます。このドリップの中には実は「うま味」の成分も入っています。保存や解凍する際にはこのうま味を含んだドリップをできるだけ出さないようにしなければなりません。
そして冷凍した魚は、2週間くらいまでに使った方が美味しいです。冷凍できるからと一度にたくさん買っても冷凍庫がいっぱいになってしまいます。サトやんはこの手の失敗の経験から、2~3種類くらいを目安に保存しています。冷凍庫に入るスペースを考えながら活用してみてくださいね。
上手に冷凍・解凍を駆使してお魚ライフを楽しんでくださいね。