「ポジャルスキー」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
立派な名前がついていて果たしてどんな料理かと思ってしまいますよね。
今回紹介するのは、鮭（しゃけ）で作ったハンバーグです。ちなみにポジャルスキーとはロシアの人の名前です。
ハンバーグといえば一般的には牛ひき肉のイメージですが、ロシアにはお魚を細かく刻んでハンバーグにする料理があります。鮭（しゃけ）を焼くだけでも十分に美味しいのに、ポジャルスキーにすればちょっとしたレストランへ行ったかのような、リッチで華やかな一皿になります。
ハンバーグと言えば肉だと思っていましたが、鮭（しゃけ）で作るなんて、世界には色んな料理がありますね。サトやんも大好物のメニューで、特別な記念日のディナーや、お子様の誕生日、もちろん日常の献立にも作りやすく取り入れやすいので、気軽に作っていただけます。
鮭（しゃけ）のポジャルスキー風の材料（一人前）
- 鮭（しゃけ） 一切れ・・・・・・・・・・・・・・１００ｇ
- たまねぎ １／２個・・・・・・・・・・・・・・３０ｇ
- サラダ油 小さじ１／２（たまねぎ用）・・・・・２．５ｇ
- パン粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１０ｇ
- 牛乳 大さじ１・・・・・・・・・・・・・・・・１５ｇ
- 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
- こしょう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
- パセリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
- サラダ油 小さじ１（ハンバーグ用）・・・・・・５ｇ
ソース
- トマトソース 市販のパスタ用のトマトソース
付け合わせ
- さやいんげん ５～６本・・・・・・・・・・・・３０ｇ
- サラダ油 小さじ１／２（さやいんげん用）・・・２．５ｇ
- エリンギ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・８０ｇ
- 塩（さやいんげん・エリンギ）・・・・・・・・各少々
※お好みで、バター・レモンなどで味付けてもOK
ロシア風ハンバーグの作り方
①鮭（しゃけ）は皮をはがして５ｍｍ角くらいに刻む。
②たまねぎは細かく切り、フライパンにたまねぎ用のサラダ油でしんなりするまで炒める
③パセリはみじん切り
④ボールに①の鮭（しゃけ）、②のたまねぎ、③のパセリを入れて、塩・こしょう・パン粉・牛乳を加えてよく混ぜて、小判型に形を整える。
⑤フライパンにサラダ油（ハンバーグ用）を引き、④のハンバーグ状の種を置いたらコンロの火を付け弱火でじっくり両面を色よく焼く。
⑥さやいんげんは茹でて水気を切り、サラダ油（さやいんげん用）を熱したフライパンで炒めて塩で味を整える。
⑦エリンギは５cmの長さに切り、フライパンで油を入れずに乾煎りするように弱火で熱をいれていき、しんなりしてきたら軽く塩をふり味を整える。※焦がさないように注意。
⑧器の中央にトマトソースを丸く敷いて、⑤の焼きあがったハンバーグを乗せ、⑥のさやいんげん、⑦のエリンギを添えて盛り付ける。
ちなみにさらにおすすめの食べ方は、このハンバーグ状の種の表面に、小麦粉・卵・パン粉を順にまぶして焼くとカツレツ風の食感で味わっていただけます。その場合は少し焼き油の量を増やしてください。
この時、まぶすくらいの量の小麦粉と卵１つを同じ器に入れてよく混ぜて、ハンバーグ状の種をくぐらせれば、小麦粉→卵の過程を同時にできます。手間を一つ減らせば後片付けが楽で嬉しいですよね。あとはパン粉をまぶしてフライパンで焼いてください。もしこの時、卵液が残ったらスープなどの溶き卵として使うと無駄がありません。
鮭（しゃけ）も、フレーク状のものを使うと、刻む手間がはぶけてさらに簡単で時短で調理することができますよ。味がついているものが多いので、塩は減らして塩味を調整してくださいね。
まとめ
鮭（しゃけ）の旬は、初夏と秋から冬ごろ。川で生まれて海で育ち、再び川に戻って産卵する紅鮭（べにざけ）、銀鮭（ぎんざけ）、夏頃に海を回遊してロシアに戻る途中で水揚げされる時鮭（ときしらず）などがあります。タンパク質や脂肪が豊富で、焼き物はもちろん、フライにしても美味しい魚です。
年中スーパーで買い求めることができるうえ、調理のバリエーションも豊富なため、食卓やお弁当に登場する回数も多い魚です。
サトやんは、鮭（しゃけ）のポジャルスキー風のプレートと、野菜スープ・パン・マッシュポテト・パスタで献立を立てることが多いです。
出来上がりはオシャレで手が込んで見えますが、手に入りやすい食材で調理ができて、出来上がるまでの工程も難しくありません。
一度お試しいただいてロシアの雰囲気をお楽しみくださいね。
